南高梅の歴史
その1
南高梅の里
和歌山県みなべ町
世界の梅ブランドとして有名な
「南高梅」。
その栽培が盛んになったのは今より400年も前の江戸時代初頭からで、
統治していた紀州田辺藩は自生梅しか育たない「やせ地」を免税地にして年貢を軽減することにより、農民を助け梅栽培を広げました。
やがて梅干は江戸で人気が出るようになり、良品の梅を厳選した南部梅は「紀伊田辺産」の焼き印を押した樽に詰められ、江戸で有名になりました。
南高梅の歴史
その2
一粒で感じる
四百年の味
「北新地の梅干し」は、厳選した最高ランクの
南高梅のみを使用しています。
皮が薄く、果肉が詰まった南高梅を生産する為に、先人達は江戸時代から和歌山県の田辺から南部(みなべ)の山林を梅栽培に適した農地にする為に開拓してきました。
養分に乏しく礫質で崩れやすい斜面を利用して薪炭林(ウバメガシ紀州備長炭の原木)を周りに残しつつ梅林を配置。水源確保や崩落防止等の機能を持たせ、更に養蜂を行い、ハチによる梅の受粉を可能にしました。
梅を中心に、紀州備長炭やハチミツ生産まで
一体化した農業を行い、四百年もの間、地域の人々の生活を支えてきました。
一粒に込められた奥深い味わいをお楽しみ下さい。